まるで本人が動いているかのように…魂のケアまでする!


沖縄では、交通事故にあってしまったり、尻もちもついてびっくりするようなことがあると、魂(まぶい)が落っこちてしまうと信じられているそうです。

魂が落っこちてしまうと、ヌケガラみたいになったり、認知症のようになったりもするそうです。

そのため、キネステティク・クラシックの受講生さんたちは、よく、学習中に尻もちがテーマになったときは、まぶい汲みをします。

まるで、本人が動くかのように手伝って、お尻をあるべき場所に移動するのを手伝った後は

『まぶいぐみ』 

まぶやーまぶやーまぶやー!

最後まで丁寧に!

脱皮して成長するキネステティク・クラシック


この度、キネステティク・クラシックは、他の学問領域との矛盾をなくし整合させるために用語の見直しをしました。

従来のプログラムから変更が生じました。

でも、矛盾点がなくなったおかげで、さらにわかりやすく言語化できるようになりました。

キネステティク・クラシックと他のキネステティクとの違いは、より日本の文化に合わせた、集中しやすい学習になっているところです。

特に、イチバン大切な知識の基盤となるパーソナルレベルでは、しっかり自分自身との向き合い方、対話のしかたに気づいてもらっています。

そして、今回、さらに用語も定義もわかりやすく改訂が施されましたので、どれだけ進化するか。

クラシックという言葉を使っているのですが、古いとかいう意味ではありません。いろんな意味で原点に戻るということです。

さらに深まるキネステティク・クラシックを知りたい方のご参加をお待ちしてます。

しばらく、変更に伴う、新ワークブック作成がたいへん(だけど、楽しみ)です。まずは、体験会のワークブックからスタートです。

カニのように、大胆な脱皮のため、他のキネステティクの経験者の方々には、もう別物と割り切って、いちから学んでいただくことが必要です。

でも、そこに時間をかけた人は自分自身の人生に変化が起こるでしょう!

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キネステティクは「動きの言語化のツール」です。

キネステティク・クラシックのセミナーでは、体験を通して動きの考え方(概念)を学んでいきます。

パーソナルレベル

サポーターレベル

ファシリテーターレベルの三段階で学びます。

困っている話『利用者さんのご家族が体位を気にするようになって…』


キネステティク・クラシックの学習者のナオコさんの困っている話のシェアです。

ナオコさんは老健で介護福祉士として働いています。

☆☆

今まで、じっとしている時の体位が人の動きだと思っていませんでした。でも、必ず何か体位をとっていて、その体位が呼吸にも血液の流れにも影響することを体験から身を持って知りました。

だから、利用者さんの体位のための環境調整に、チカラを注ぐようになりました。

同じ職場のミツルさんと一緒に、学習に来ているので、お部屋の巡回に行った時、ミツルさんが体位を調整したことが、利用者さんの体位を見てわかるようになりました。

ミツルさんも私が体位を調整したときは、それがわかると言いました。

どんどん楽しくなって、体位を調整しているうちに、利用者さんのご家族から、ナオコさんが整えてくれたら、本人がとても楽そうにしてると違いに気づいてくれるようになりました。そして、ご家族も体位を整えることをしてくださるようになりました。

安楽を提供できるのはうれしいから。

以前、里美さんから、さあさんがよく、同僚は自分のやっていることに気づかないだろうけど、患者さんは違いを分かってくれるという話をしてくれる、と聞いていました。

こんな事なんだろうと思いました。

そして、今、私は、ご家族から「ナオコさん、やってみたんだけど、これでいいかね?確認してほしい!」と彼方此方で呼び止められるようになりました。

だから、とっても忙しくなりましたが、最優先てやっています。業務中心って考え方でなくて、「今、目の前で利用者さんやご家族が困っていることを解決しようとする」のが、本来の私たちのあり方だと気づいたから。

でも、忙しいですよ。でも、楽しくてたまりません。

☆☆

ありがたいシェアです。

利用者さんもとてもありがたく思われてると思います。

困っている話『リハビリの先生と呼ばれて…』


キネステティク・クラシックの熱心な受講生のお一人、kuniさんの困っている話を紹介します。

小規模多機能事業所で介護福祉士でケアマネジャーとして勤務されています。

キネステティク・クラシックを学んでくださり、利用者さんとのコミュニケーションに積極的に、利用者さんが力まなくても動きやすい空間を提供すること、力まなくても動きやすい時間の提供を行うように、kuniさんの行動の変化がありました。

そして、見守って、本当に手助けが必要な時だけ、手伝う。

うまくいっても、うまくいかなくても、利用者さんにありがとうを言う。

そうすると、持ち上げ式(下手投げ風)の介助が対話的な介助に変われたそうです。

結局、この利用者さんは違う動き方であれば動ける人だったのを、私たちが見逃してしまっていたと気づかれたそうです。

介助者が関わりを変えたことで、別人のように動けるようになり、kuniさんのことを『リハビリの先生!今日もよろしくお願いします。』と、言われて、毎日困っているそうです。

私、介護福祉士なのに…と、彼女は言いますが、何の免許や資格をもっているかではなくて、どんな関わりをしてくれる人かが、

介助を受ける当事者には重要なんですよね。

そんな関わりができる人が、これからたくさん増えますように…。

写真はkuniさんの好きなハートマークの飛行機

【動きの発見】ミステリーツアーのち劇的ビフォーアフター


先日、キネステティク・クラシック仲間のクニコさんがお母さんを連れて、楽しい生活動作の研究所に来てくださいました。

お母さんには、どこに行くかを告げず

到着したのは、足爪ケア椅子

クニコさんのお母さんは、最悪の状態を妄想するのがとても得意な方だそうで、お母さんのためにとそうされたようです。

「痛いんかね?あー恐ろしー!ほじゃけん、病院にも行かんかったんよ」

って言いながら、なかなかここに書けないような、最悪の状態の妄想をお話してくださりながら、足爪と足の裏のケアは進み、

「自分の足ではないみたい!なにこれ!

歩きやすい!

靴下も靴も履きやすい!」

少女のようにハシャギながら、帰っていかれました。

修了証書、今日受け取りました。

ありがとうございます。

翌日、クニコさんから

「足爪ケア、母が帰りながらすごく、軽くなり不思議だと言って喜んでいました。なん十年もあの爪で悩んでたので。」とメールが来ました。

もう少し使いやすい爪になるまで、しばらく通ってもらうことになりますが、今後の経過を見させてもらえるのが楽しみです。

許可をいただき写真を掲載させてもらいます。

環境調整後、初めての体験だけど、90秒


環境をカスタマイズすると

活動は楽にできる。

車椅子から車への移動。座面の高さの問題を解決できるかもしれない。

一個580円の踏み台を二個購入して

まるで、脚が長くなったかのように、

骨盤の位置が調整でき、活動は楽になりましたよ。

初めての体験だったけど、要した時間は90秒

もっと工夫をする!とユイは言うので、

また、時間なのか、力なのか

動くときに使うモノが

変化していくことでしょう。

家族は、連れ歩くのが

億劫ではなくなるかもしれない。

『時は金なり』さあさんのfacebookの投稿引用


今回は、日本キネステティク普及協会の学術担当理事の澤口裕二氏(さあさん)のfacebookの投稿引用です。

時間とお金の使い方。

学校で学んだ褥瘡ケア間違ってた、そして先輩に学んだストーマケアも排泄ケアも間違ってた。

常識を疑うことを、自分で検証するチカラをみんな身につけてほしい。

それが介助者の姿では、ないのかな…

BGMは『ありあまる富』
ここから転載内容です。

===

金は時なり
金時豆ではありません。「金は時なり」です。巷で言われるのは、「時は金なり」です。時は金に変えられるから大切なんだというニュアンスです。時より金のほうが価値があるという前提があります。だから、「時を惜しめ。時間はおかねなんだから無駄にするな、暇な時間があったら、何かお金になることをしろ。」と言われます。
わたしは逆だと思います。「金は時なり」です。だから、「お金を使って自分の時間を手に入れなさい。自分の時間を手に入れるためにお金を使え。金を惜しむな、時を惜しめ」と言いたいのです。

私たちは自分たちの時間を売ってお金をもらいます。マルクスは労働者は労働を売っていると言いましたが、じつは売買されているのは「時間」です。労働者は一日8時間を売って給料をもらいます。労働は時間で測られるのです。
ものを買うときは逆が起こります。野菜を買うことは、農家がその野菜にかけた時間を買っています。消費者が自分自身で野菜を作ろうとしたら、ものすごい時間がかかります。ですから、消費者は自分の時間を勤め先の会社に売って、給料をもらい、その給料で農家の時間を買うのです。

お金を払うときには、その商品を自分で作るとしたらかかるであろう莫大な時間をお金で買っているのです。お金は、その莫大な時間にかわっています。だから、「金は時なり」です。私が給料や講演料として手に入れたお金は私自身の時間の変形です。わたしが商品の代金として払うのは、私自身がその商品を作るのにかかるであろう時間と入手にかかる時間の差に対してです。そのときの「お金」という物質や数字は、私自身の時間を使って、別の時間を手に入れるためのツールです。お金に真の価値があるのではなく、その売買で手に入れた「自分の時間」に価値があります。

このように考えると「自分の使える時間」を手に入れることはとても大切です。自分の時間を売って、それ以上の時間を手に入れる。これが人生です。人生とは、「自分の時間の経済学」です(今、思いついた)。
わたしは学習、教育というテーマが好きですから、ここで学習と教育と自分の時間の経済について考えます。といっても、結論は自明です。自分が教わりたいことには、きちんとお金を払いなさいということです。わたしは色んなところで講演をします。褒めてくれる人がいます。でも、続けてくれるひとはまれです。自分の時間を売って得た給料で参加したセミナーで聞いたことや学習したことをお金を払い学習を続けて、ある技能や考え方を手に入れれば、講義料、授業料として払った「自分の時間」よりはるかに多い「自分の時間」を手に入れられます。人間として発達して前に進む時間を入手できます。

でも、多くの人は気づきません。お金を貯めることが人生と思っている人がたくさんいます。自分のためにためるなら良いのですが、「子供のため」「将来のため」と言ってむやみにためます。どのくらいためたいのかを問うても、「多ければ多い方がいい」というだけです。そんな人は学習にお金を使いません。教育を受けることにさえ、払おうとしません。それでいて、いわゆる「先生」になってお金を貰おうとする人がいます。自分が「先生」としてお金を貰いたい人は、自分の学習、教育を受けることにお金を惜しんではならないと思います。自分は払わないのに、生徒に払わせようとする「先生」はおかしいでしょ。

というわけで、自分の学習にお金を惜しむのはいけません。自分の人生の時間を買うために自分の時間をほんのちょっとつかっただけなのです。

わたしは自分の学習にお金を惜しみませんでした。その結果、大変多くのことを学習しました。他の人がわたしと同じことをできるとは思いません。でも、「子供のため」とか「未来のため」と言わず、「自分の学習のため」にお金を使えることが自分の人生の時間の経済を発展させる鍵になることを知り、実践することも大切なことだと思います。

最近、自分の学習にお金を使わない人が多くなったと思います。病院の医師、看護師、PT,OTも例外ではないのです。というか、それらの人に顕著なのでした。

=====

以上、さあさんのfacebookより許可をいただき転載しました。

私の周りには、学習のためにお金を使って、幸せを実現する人が増えています。

通帳残高だけが成功者の評価基準なら、私は負け犬という評価でしょうが、そんなの私は採用しません。

価値は私の心が決めます。

いつもありがとうございます、さあさん、

みなさん

セルフケアの進化のために、環境をカスタマイズする


  ユイとニナの学習の軌跡

日常生活動作の研究

快晴、梅雨入り前日の沖縄。

ユイが、日常生活動作で困っているのは、今なのです。現在の積み重ねが未来だとしたら、今、困っていることが放置されたままになると、困った状態が続くことになります。

そこで、パーソナルレベル屋外学習。ニナとユイの行動力でホームセンターにGO。

福祉用具でなくても、日常生活なのですから、ホームセンターでカスタマイズできることはたくさんあります。

旅芸人は、各地のホームセンターで色々リサーチ済み。このリサーチが介助者としての研究として大切なことだと思っています。

ベッドで押せる環境を作るための畳 発見。

しかも、薄いので、ギャッチアップに対応します。ユイにとって、お手頃価格でした。

耐久性?

試してみてから自分で見つけたらいいんじゃ。

道路を歩いたり、バスにのるときの頑丈で、背高の車椅子に移動する時、小柄なユイの脚のマスの長さでは、座面に骨盤をのせるのが大変な苦労なのです。脚のマスは骨盤の動きを楽にするときに、重要な働きをしてくれるんです。

そこで、玄関踏み台コーナー

120kgまで耐えられる。

うん、バッチリ

高さや幅の違うものがあるので、実際に足を置かせてもらって、脚のマスの長さを延長するプランを立ててみる。

斜めにも使えそうで、まあまあな感じ。スパイラルな動きを想定すると、車椅子の足元に斜めに置くこともあるでしょうから。

後は、また、使いながら。
そして、車椅子からニナの車に移動する時用の踏み台。

一台で100kgに耐えられる。そして、一台500円代。折り畳み可能。

二個買ってみよう。

そして、誰かに捕まるのもいいけれど、

腕のマスの長さを延長して、重力方向を押せるかもしれない…(まだ、仮説段階)


4点杖。


ホームセンターの研究の途中には

水分と糖分補給も忘れずに

ここは沖縄だから


そして、つづく…。

ニナとユイのキネステティク学習の軌跡



#キネステティククラシック #パーソナルレベル

【ニナのタイムラインより】​

色んな方法があって、たくさん可能性があって楽しくなっちゃう♪笑

身体ガッチガチの脳性麻痺の妹。

会う度動かなくなっていく身体。
可哀想と思ったり。

でも、優しい感情が生まれなかった。

だって、ガチガチの身体を介護するのは大変なんだもん。

動かないから力を込めちゃうし。

そしたら余計身体硬くなるし。

正直、心身介護には疲れてた。お互いに。
でも、どーにかなるかな?

半信半疑体験してみた日から変わっていった介護に対する気持ち。
身体がどんどん動くようになって。

お互いに、呼吸が楽で、あれこれ出来るようになって…
次はどんな事ができるようになるかなってウキウキしちゃって。笑
決まった形はないから色んなことに挑戦できる。失敗もするけど、だから色んな感覚が学べて前進できるよね。
ほんとにたくさんの方にサポートされてるなと感謝のパーソナルコースでした(^^)
自分が楽とゆう感覚が分かると相手にも楽を体験してもらえる。ますます自分の身体の感覚にも感謝。

環境が整うと楽に活動できる!


沖縄地方梅雨入りの前日、

脳性麻痺を自らの意志でやめた『ゆい』の

キネステティク・クラシックの『移動』と『環境調整』の学習をお手伝いしてきました。

大学の実習室でうまく、行えたことが、一人暮らしをしているお家だとうまくいかない、どうしてかを明らかにしたい。それがゆいの学びたいこと。
まずは、介助者に介助してもらい、車椅子からベッドに移動してみる

なぜ、うまくいかなかったか?

ベッドのやわらかさと滑る環境。

柔らかいと押せない、踏めない。

重力にあんまり助けてもらえない!
このマットの柔さは何のため?
このすべる防水シーツたち
ホントに必要?


旅芸人の中本でも、このベッドの柔さでは

クビや腰に負担を感じる。

組織にかかる接触圧を感じる、ゆいのキネステティク感覚は健在。

だからマットレスを抜いて、背上げが効く薄い畳を入れてみたら…  

しっかり、押せた


重さは、手で押したところに移動して

少し軽くなった骨盤の重さは、足に移動した。

前よりも簡単に立つことが可能。

「ゆい、一人でやってる、すごおい!

生きてる感じ!」

何回、この言葉が出てきたことか…


足で踏むことも前よりも楽。

環境調整は大事、本当に大事なんです。

気づいたら、すぐに行動する、彼女の行動力と、周りのサポート力に頭が下がりました。

プロフィール

中本 里美

株式会社CARE PROGRESS JAPAN代表取締役
一般社団法人 日本キネステティク普及協会 代表理事

  • 2008年11月に株式会社CARE PROGRESS JAPANを設立。
  • 2014年9月一般社団法人日本キネステティク普及協会設立 設立時代表理事就任
  • 2015年4月から、日本ならではの生活場面・生活様式、日本人ならではの体型に沿ったケア方法を探究、独自のメソッドの展開をはじめて現在に至る。

☆☆

  • 看護師。ET/WOCナース。
  • (後に日本看護協会がはじめた 皮膚排泄ケア認定看護師の前身)の研修をアメリカで受けて帰国。
  • 看護師に復職後、腰痛・頸部痛などのトラブルのため、戦線離脱した時期もあったが、高齢者のスキンケアや排泄ケアに興味を持ち、その活動をしているときにキネステティクと出会う。
  • 修士(健康福祉学)、
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