私たちの「看脚下」足を見よう!


看脚下(かんきゃっか)

 

禅語で、足元を見よ。「自分の立位置を見極めよ」という意味や、「不安の時でも、しっかり自分を見つめよ」などの意味を含んでいる言葉です。

 

2018年8月31日~9月2日は、石巻での「足爪フットケアアドバイザーコース」の最終の日程でした。8名の方が半年間の研修を無事に終えてくださいました。しっかりと足元を見て、丁寧に関わっていける能力を身に付けた人たちが誕生しました。

 

世界に先駆けて超高齢社会を進んでいくニッポンの中で、どれだけのケア従事者が足元を見ているでしょうか…

そんなに多くはないでしょう。敢えて見ないでいる人も多いでしょう。かつての私もそうでした。ケアする能力を持っていないと、見えないふりをすることが多いのかもしれません。

高齢者が入院すると、お役所からの義務づけで、転倒転落リスクというアセスメントの関門があります。多くの高齢者がこの評価により、自分で動くことを制限されます。「動くときは私たちを呼んでください。決して一人で動かないでください。」という対応が始まります。

 

しかし、ケア従事者が暇な施設なんてありません。さらにこの見守りが少しの時間さえ奪っていきます。

呼んでも来てくれるまで時間がかかる。待っていられないから動く。

勝手に動くから危険と評価されて、離床センサーの監視下に置かれる。

動くと、人が駆け付ける。

心が休まる暇がない。

それでは、転倒も防げない。回復するのも非効果的。

全くの悪循環と言えます。

 

滑りやすい履物をやめる。滑らない代わりに、蹴躓く履物もやめる。足指の機能を最大限に使えるような、靴下と履物を選ぶ。足指と足の皮膚の機能を最大限に発揮できるように、ケアをする。そのようなことが当たり前にできるようになれば、超高齢社会でも、忙しい日常の中でも、今より効果的に転倒のリスクを減らすことができるでしょう。

石巻では「足爪フットケアアドバイザーコース」の修了によって、転倒リスク対応の本質が

分かる人が一気に8名も増えましたから、今までよりは効果的に世の中に伝わっていくことになるでしょう。

 

大きな前進(プログレス)が出来たことに感謝します。

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