幸せを邪魔する権利


フェイスブックにも書いたのですが、

こちらにも書いておきます。

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幸せを邪魔できる権利

入院中、足の爪が伸びて困っている人がいました。その足の爪は、分厚くなって変形して、ちょっと難しい爪で、自分で切ることができませんでした。靴下を破り、靴が履けなくなるほどでした。看護師さんや介護福祉士さんはきっと助けてくれると思い、でも気兼ねしながら相談してみました。

でも、誰もその難しい爪を助けてくれる人はいませんでした。その爪の安全と安楽は、放置されました。

ご本人と娘さんが必死で伝手をたどり、やっとのことで、その爪を助けてくれる人が見つかりました。うれしくて、その事を話してしまいました。

やっと爪が綺麗にできる!やっと引っかからなくなる!やっと楽に靴がはける!やっと安心してリハビリできる!

でも、病院関係者は入院中だから、退院するまでは病院関係者以外には触らせてはならないと許可を出しませんでした。

誰の爪でしょうか?爪の知識を持った人にケアしてもらう事と、そんなトラブルの爪を放置しておく事、

どちらが安全なのでしょう?

今すぐ、快適になれるチャンスがあるのに

どうして私の幸せは邪魔されるんでしょう?

入院したら、私の幸せになる権利は、病院にとられてしまうんですか?

それなら、最初に説明と同意書に書いてもらいたかった。それなら入院しなかった。

…とその人は涙ながらに話されました。

どうぞ、早く退院してきてください。

退院したらきれいに、楽にして、もっと効果的なリハビリやって、幸せを取り戻しましょう!

そんな残念な物語が

そこにありました。

自分にその難しい爪を切る能力がないなら、身につければいい。

身につける時間がないなら、専門家を依頼するか、本人に依頼してもらえばいい。

そんなシンプルな行動が取れない

悲しい現実…

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プロフィール

中本 里美

株式会社CARE PROGRESS JAPAN代表取締役
一般社団法人 日本キネステティク普及協会 代表理事

  • 2008年11月に株式会社CARE PROGRESS JAPANを設立。
  • 2014年9月一般社団法人日本キネステティク普及協会設立 設立時代表理事就任
  • 2015年4月から、日本ならではの生活場面・生活様式、日本人ならではの体型に沿ったケア方法を探究、独自のメソッドの展開をはじめて現在に至る。

☆☆

  • 看護師。ET/WOCナース。
  • (後に日本看護協会がはじめた 皮膚排泄ケア認定看護師の前身)の研修をアメリカで受けて帰国。
  • 看護師に復職後、腰痛・頸部痛などのトラブルのため、戦線離脱した時期もあったが、高齢者のスキンケアや排泄ケアに興味を持ち、その活動をしているときにキネステティクと出会う。
  • 修士(健康福祉学)、
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