先日、公立大学法人名桜大学大学院での講義を仰せつかり、キネステティク・クラシック・ネオの応用や可能性について、体験を含めての講義を実施しました。
大学院の授業でしたが、大学院生2名と受講を希望した看護学部生5名と地域の方が受講しました。
企画をしてくださった基礎看護学領域の教授と准教授も一緒に参加されました。
実習や体験会などの企画をされていても、ほとんどのところでは、企画者は傍観しているか、その場にはいないことが多いのです。
「大事なことなので」とか、「素晴らしい内容なので」「遠くからワザワザ来ていただいて…」と言葉では言ってくれても、自分では聞かない、参加しない。大事に考えてくれていると言葉だけで言っていても、その態度からは、その場にいる人たちにも、私にも伝わってこないことが多いのです。
約五年の間、名桜大学の企画者は、たくさんの時間や機会をつくってくださり、そして、そこに学びに来てる人たちと、共に学ぶ姿勢を保ち続けてくださっています。それが、学生たちにも伝わっていて、私も気持ちよく知ってることを、ドンドンお伝えしてパフォーマンスが上がりました。
学生は教員の学ぶ態度を通していい聴衆としての学習をしたと思います。
「共に学ぶ先人と、任せっぱなしにして別のことをする先人」
まるで、少し前にベストセラーになった「金持ち父さん、貧乏父さん」との対比のようです。
大事なことを学び続けていける団体と、それっきりの団体の差は、ドンドン開いていくのでしょうね。
進化を続ける人は、他者も進化をすることを理解しているので、学習を継続しようと心がける。
そんな人が周りにいることは、しあわせだ。
あ、私はしあわせだ。
ありがたい。

